デマンド=プル・インフレーション(その他表記)demand-pull inflation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

デマンド=プル・インフレーション
demand-pull inflation

需要インフレーションともいう。総需要が総供給を上回ることを起点として価格が騰貴する現象。貨幣タームでの有効需要の増大と実物的な供給の増大との間には,タイム・ラグがあるのが一般的であり,この貨幣タームでの有効需要と実物的な供給との間のタイム・ラグによって生じる。有効需要と供給とのギャップは生産物価格の上昇によって埋合せられなければならないことになり,価格の累積的な上昇が生じる。このような有効需要の増加を起点として引起されたインフレーションは,やがて投資の生産力化による産出量の増大,あるいは貨幣的要因としての銀行の信用造出の限界に阻止されるかして終息する。

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