デレヴィヤンコクズマ(その他表記)Derevyanko Kuzuma Nikolaevich

20世紀日本人名事典 「デレヴィヤンコクズマ」の解説

デレヴィヤンコ クズマ
Derevyanko Kuzuma Nikolaevich

07の軍人 元・対日理事会(連合国日本管理委員会)ソ連代表。



国籍
ソ連

生年
1903年

没年
1954年12月31日

学歴〔年〕
モスクワ陸軍大学校〔’36年〕卒

経歴
1922年ソビエト陸軍に一兵卒として参加。’27年共産党入党。第2次大戦ではヨーロッパ戦線で独ソ戦を戦い、’45年赤軍を指揮してウィーン入城。のち、太平洋戦線に転じ、マニラで極東アメリカ軍との間のソ連軍事使節団連絡将校として活躍。同年8月マッカーサーが連合軍総司令官に任命されたのに伴い、ソ連軍総司令官代表となり、同年9月戦艦ミズーリ号での日本の降伏文書調印にはソ連代表として出席。陸軍中将。同年対日軍事使節団団長、’46年対日理事会(連合国日本管理委員会)発足とともにソ連代表となり、日本占領においてソ連の立場を明らかにすることに務め、しばしばマッカーサー司令部を批判した。’50年5月帰国、代表を辞任著書に「ソ連は日本に何を望むか―対日理事会におけるソ連代表の発言」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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