で候(読み)デソウ

デジタル大辞泉 「で候」の意味・読み・例文・類語

で◦そう〔でさう〕【で候】

[連語]《「にてそうろう」の音変化。中世語》「である」の丁寧語。…でございます。…です。→そう
天子にならうず者―◦さうへ」〈史記抄・五帝本紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「で候」の意味・読み・例文・類語

で‐・そう ‥さう【で候】

連語〙 (「にてさうらふ」の変化したもの) 「である」の意を丁寧に表わす。…でございます。
※史記抄(1477)三「是こそ功徳がありて天子にならうず者でさうへ」
※両足院本周易抄(1477)三「人の年の老たをいくと云へば、六十七でそうなんどと云へば」

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