デジタル大辞泉 「候」の意味・読み・例文・類語
こう【候】[漢字項目]
[学習漢字]4年
〈コウ〉
1 ようすをうかがう。「伺候・斥候」
2 待つ。「候補」
3 物事の表面に現れるようす。きざし。「症候・兆候・徴候」
4 気象の状況。「気候・測候・天候」
5 時節。季節。「候鳥/時候」
〈そうろう〉「候文/居候」
[名のり]そろ・とき・みよ・よし
そう〔さう〕【▽候】
1 「あり」の丁寧語。あります。ございます。
「舜の時はさはさうなんだ」〈史記抄・一一〉
2 補助動詞として丁寧の意を添えるのに用いられる。…ます。…あります。
「
「さてこそ第一は理、第二は智ではさうへ」〈西福寺本人天眼目抄・上〉
[補説](1) 活用形は、未然形・連用形・終止形・連体形が「さう」、已然形・命令形が「さうへ」。なお、命令形相当のものに「そひ」「そへ」もある。(2) 歴史的仮名遣いは「さふ」とも。