中世語(読み)ちゅうせいご

精選版 日本国語大辞典 「中世語」の意味・読み・例文・類語

ちゅうせい‐ご【中世語】

  1. 〘 名詞 〙 中世(日本では主として鎌倉室町時代)に用いられた言語。また、個々単語をいう。国語史では、特に平安末期の院政時代約一〇〇年間を、すでに鎌倉時代の言語の特色が現われ始めているとしてこれに含め、院政・鎌倉・室町時代(安土桃山時代を含む)約五〇〇年間の言語についていうことが多い。口語変遷が激しく、古代の日本語から近代の日本語への転換期の言語であった。〔日本文法史(1936)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android