トゥルク城(読み)トゥルクジョウ

世界の観光地名がわかる事典 「トゥルク城」の解説

トゥルクじょう【トゥルク城】

フィンランド南西部の西スオミ州の州都トゥルク(Turku)、アウラ河口の港付近にある城郭跡。現在は歴史博物館として、トゥルクの歴史に関する展示が行われている。この城塞は、フィンランドがスウェーデンの支配下に入った1280年ごろに、トゥルク一帯を防衛する城塞として建設が始まった同国最古の城郭である。トゥルクは、1229年にローマ教皇グレゴリウス9世により司教座が置かれたことから発展をとげ、重要な都市となっていた。14世紀と16世紀に大幅な拡張が行われた。近世、1812年にヘルシンキが首都になるまでは、トゥルクが同国の中心都市となってきたため、この城は引き続き、首都の防衛拠点としての役割を果たし続けた。第二次世界大戦中、この城は大きく損壊したが、戦後修復が行われ、今日に至っている。かつての堀や城壁などは残っていないが、城内には、中世貴族が舞踏会を催したバンケットホールが当時のまま残されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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