トゥルヌス(その他表記)Turnus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥルヌス」の意味・わかりやすい解説

トゥルヌス
Turnus

ローマの伝説上の英雄ウェルギリウス叙事詩アエネイス』によれば,ダウヌスとニンフであるウェニリアの息子でルトゥリ人の王。ラウィニア婚約者であったが,その父親彼女をトロイ人アイネイアスにとつがせようとしたため怒り,トロイ人たちのイタリア定住に反対して激しく戦い,アイネイアスに倒された。

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世界大百科事典(旧版)内のトゥルヌスの言及

【ローマ神話】より

…あるいは対応するものの見いだしがたい神や多くの英雄は,ラテン語化した名称で受容したのであった。前者の例としてはゼウスはユピテルに,クロノスはサトゥルヌスに,ヘラはユノに,アフロディテはウェヌス(ビーナス)に,ディオニュソスはリベルに同一視されたし,ラテン語化による受容の例としてはアポロンがアポロに,アイネイアスがアエネアスとなった。と同時にそれぞれのギリシアの神々について語られた神話をも,ローマの神名に置き換えて受け入れることになった。…

※「トゥルヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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