トゥールガウ州(読み)トゥールガウ(その他表記)Thurgau

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥールガウ州」の意味・わかりやすい解説

トゥールガウ〔州〕
トゥールガウ
Thurgau

スイス北東部の州。州都フラウエンフェルト。北東部-北部ボーデン湖およびライン川でドイツと国境を接し,州域の大部分はライン支流トゥール川の流域に属する。 450年までローマ領,中世はギブルク伯などの所領となり,1264年ルドルフ1世領。 1460年スイス同盟州の支配下に入り,1803年にその一州となる。住民はほぼ全員がドイツ語を話し,3分の2がプロテスタントリンゴナシおよびそれらを材料とした清涼飲料産地として知られ,またボーデン湖畔やトゥール川岸ではブドウ栽培が行われる。繊維,化学,機械,食品,印刷工業のほか,刺繍などの手工芸も盛ん。面積 1013km2。人口 20万 5946 (1991推計) 。

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