トゲツルボソテヅルモヅル(読み)とげつるぼそてづるもづる

知恵蔵mini の解説

トゲツルボソテヅルモヅル

腕が分岐するクモヒトデ類テヅルモヅル仲間新種。深さ数十~1000メートル以上の海底に生息し、細かく枝分かれした腕を広げてプランクトンを捕食すると考えられている。とげ状の骨で、内臓の詰まった体の中心部を覆っているのが特徴。2018年3月9日、国立科学博物館が所蔵する海生生物テヅルモヅルの標本11点が新種と判明した。うち7点は生物学者だった昭和天皇が1930~50年代に相模湾で採取したもので、日本でのテヅルモヅルの新種発見は1912年以来。

(2018-3-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android