ともなし

精選版 日本国語大辞典 「ともなし」の意味・読み・例文・類語

とも なし

  1. 体言あるいはそれに準ずる句に付いて、そのように限定するわけにはいかない状態であるさまを表わす。
    1. [初出の実例]「春日野の浅茅が原におくれ居て時そ友無(ともなし)吾が恋ふらくは」(出典万葉集(8C後)一二・三一九六)
  2. 動詞終止形に付いて、その動作がとりたてるほどではないさま、特に意図したものではないさまを表わす。
    1. [初出の実例]「歩むともなく、とかくつくろひたれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
    2. 「朱雀大路にふる雨の音を、聞くともなく聞いてゐた」(出典:羅生門(1915)〈芥川龍之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む