トリイ通信施設(読み)とりいつうしんしせつ

日本歴史地名大系 「トリイ通信施設」の解説

トリイ通信施設
とりいつうしんしせつ

[現在地名]読谷村渡具知・古堅・大湾・大木・楚辺

読谷村南西部の平坦な海岸沿いに位置し、北西都屋とや、東は古堅ふるげん集落に接する米陸軍の基地。正面ゲートに大きな鳥居が立つ通信施設で、戦略通信網のための施設として使用されている。二〇〇二年(平成一四年)三月現在の面積は一・九三九平方キロ。地主数は九五七人で、年間賃借料は一二億五千六〇〇万円。基地従業員は三四八人。沖縄戦で渡具知とぐち海岸は一九四五年(昭和二〇年)四月一日米軍の沖縄島上陸地点となり、占領と同時に通信施設、車両重機整備、軍需物資集積所として使用開始された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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