トリパンブルー

化学辞典 第2版 「トリパンブルー」の解説

トリパンブルー
トリパンブルー
Trypan Blue

C34H24N6Na4O14S4(960.82).タンパク質に強く結合するアゾ色素.青灰色の粉末.水に可溶,エタノールに不溶.0.01% 程度の深青色の生理的塩類溶液で細胞を処理すると,膜に傷害のある細胞にはすみやかに侵入して染色するが,健全な細胞は染色しないので,細胞の生死を判定する色素排除試験に用いられる.血流に加えたとき,血清タンパク質との結合物が貪食作用によって細胞内に取り込まれて,青い顆粒を生じることから,尿細管上皮,そのほかの細胞の生体染色に用いられる.また,トリパノゾーマ症の治療に用いられた.[CAS 72-57-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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