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生体染色 セイタイセンショク

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デジタル大辞泉の解説

せいたい‐せんしょく【生体染色】

生きている状態の細胞や組織を染色すること。その構造や状態などを観察するために行う。

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百科事典マイペディアの解説

生体染色【せいたいせんしょく】

生きている状態の組織や細胞を染色すること。生体や生細胞の構造の識別,物質の吸収経路,胚の初期発生の追跡などに利用。エオシンエリトロシンヤヌス緑などの色素が用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいたいせんしょく【生体染色 vital staining】

生物体の部分を生きたままで染色し,無染色では識別できない性質あるいは性質の違いを識別可能にする操作。生物試料の種類とくに多細胞生物単細胞生物か,観察のレベル(肉眼か顕微鏡か)などによって異なる方法がある。多細胞生物の体内に色素溶液を注入し,あるいは消化器や根から吸収させて染色することをイントラビタムintra vitam染色といい,肉眼観察や染色後に切片化して観察するのに適する。たとえば哺乳類ではトリパン青で大食細胞が選択的に染色される。

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大辞林 第三版の解説

せいたいせんしょく【生体染色】

生物の構造や生活状態などを調べるため、細胞や組織を固定せずに生きたまま染色すること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生体染色
せいたいせんしょく

生きたままの組織や器官の一部、あるいは細胞を染色することをいう。胚(はい)の特定の部分を標識したり、細胞の内部の状態を調べたりするのに用いられる。生体染色に用いられる色素は、細胞に無害で、細胞内に長期間とどまっている性質をもたなくてはならない。このような色素として、ヤヌス緑、中性赤、ナイル青、メチレン青、ビスマルク褐などがある。これらは普通、生理的食塩水に溶かされ、細胞外から適用される。たとえば、ヤヌス緑は細胞外から入りミトコンドリアを染める。中性赤などは細胞内に注射され、細胞内の水素イオン濃度(pH)の測定に利用される。また、染色液を寒天で固め、この寒天片を胚の特定の部分に押し当て、その部分だけを染色することができる(局部生体染色法)。W・フォークトは、この方法を用いて染色された細胞群の位置の変化、分化のようすなどを追跡調査し、両生類胚の細胞の移動経路や発生運命などを調べ、予定運命図をつくった。[竹内重夫]

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