トルコのクーデター

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トルコのクーデター

第1次大戦でのオスマン帝国敗北後に建国されたトルコ共和国は、イスラム教と距離を置く政教分離を徹底し、軍が世俗主義の守護者を自任政治混乱で世俗主義が揺らぐと軍による実力行使が繰り返された。1960年5月、勢力拡大のため宗教を利用した民主党政権下で政情不安が拡大すると、軍が無血クーデター敢行。80年9月には、国民救済党政権が世俗主義に反する動きを強めたことを受けて、軍がクーデターを起こした。2002年から権力を握るエルドアン大統領は軍に対する影響力を強めた。(共同)

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