トレイル溶鉱所事件(読み)トレイルようこうじょじけん(その他表記)Trail Smelter Arbitration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トレイル溶鉱所事件」の意味・わかりやすい解説

トレイル溶鉱所事件
トレイルようこうじょじけん
Trail Smelter Arbitration

カナダ=アメリカ間の越境汚染 (煙害) 紛争を 1935年のオタワ協定により設けられた仲裁裁判所が解決した事件。カナダのトレイルにある民間の溶鉱所から排出される亜硫酸ガスが,下流のアメリカのワシントン州農作物などに損害を与えたため,アメリカが損害賠償を請求したもの。仲裁裁判所は国際法の適用とともにアメリカの国内裁判所の法理類推適用してカナダに損害賠償の支払いを命じ,41年の最終判決において損害発生防止の国際法上の義務をカナダ政府は負うと判示し,領域の使用に関する国家の管理責任を明確にした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む