トレミー星団(読み)とれみーせいだん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トレミー星団」の意味・わかりやすい解説

トレミー星団
とれみーせいだん

さそり座にある散開星団サソリ毒針にあたる部分の先にあり、天の川の星の密集した地域にある全天でも指折りの散開星団の一つ。肉眼で星雲状に見え、古代ギリシアの天文学者プトレマイオストレミー)も記録に残すほど古くから知られ、トレミー星団とよばれる。カタログ番号はM7またはNGC6475。距離は約1000光年。直径は約25光年。100個ほどの恒星で構成されている。実視等級は3.3等、視直径は80分程度。近くに同様な散開星団M6もある。8月初旬の午後7時ごろに南東の空に、午後9時ごろに南の空に見える。

[編集部 2022年12月12日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む