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散開星団 さんかいせいだん open cluster

翻訳|open cluster

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

散開星団
さんかいせいだん
open cluster

数十個から数百個の星が天の一角に雑然と集ったもので,星がほぼ球状に集った球状星団に対する語。銀河星団呼ばれることもある。散開星団のうち,おうし座ヒアデス星団プレアデス星団 M45 (和名「すばる」) ,かに座のプレセペ星団 M44などは肉眼でも見える。

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デジタル大辞泉の解説

さんかい‐せいだん【散開星団】

数十から数百個の恒星が、10光年程度の範囲に不規則に集まった星団。約1000個発見されており、銀河面に沿って分布する。牡牛(おうし)座プレアデス星団ヒアデス星団が有名。銀河星団。

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百科事典マイペディアの解説

散開星団【さんかいせいだん】

直径20光年ほどの空間に数十〜数百の恒星が不規則な形に集まったもの。種族Iの星からなり,銀河系に沿って分布。ヒヤデス星団プレセペ星団プレヤデス星団など約1000個が知られる。
→関連項目アソシエーション(天文)運動星団星団

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世界大百科事典 第2版の解説

さんかいせいだん【散開星団 open cluster】

主として天の川に沿って分布している星団である。それぞれまったく異なる見かけの姿を示す。〈すばる〉はとくに著名で,清少納言の《枕草子》にも星といえばすばるがいちばん美しいと書かれている。今まで知られている約1000個の散開星団の中には,球状星団として数えられたこともある密集した星団から,固有運動の共通性から初めて星団として認知されたものまである。その集中度もいろいろで,数十個から数百個の恒星が,直径20光年くらいの空間に集まっている天体である。

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大辞林 第三版の解説

さんかいせいだん【散開星団】

星団のうち、恒星の密集部がまばらなもの。銀河系の円盤部にあり、約一〇〇〇個が知られる。牡牛座のプレアデス(昴すばる)やヒヤデスなど。銀河星団。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

散開星団
さんかいせいだん
open cluster

数十から数百の星が50光年程度の領域に比較的緩やかに集合している星団。銀河系の円盤(ディスク)、とくに渦巻腕の中で同時に誕生した星々の集団である。銀河系のハロー(ディスクを包み込む領域)に分布する球状星団が種族の星からできている(球状星団は種族の天体という言い方もされる)のに対し、散開星団は種族の星から成っている(同前)。ディスクにある散開星団は、星間吸収の影響を強く受けているので、遠方に行くほど観測が困難になる。これまでに約1500個の散開星団が知られているが、これらは太陽に近いものである。散開星団の年齢は数百万年から数十億年まで広い範囲にわたる。若い散開星団のHR図(色-等級図)は、青い星から赤い星まで主系列がはっきり認められる。もっとも若い散開星団は、その生まれるもとになった星間物質の名残(なごり)をとどめていることがある。プレアデス星団の反射星雲が有名な例である。
 散開星団の観測を通して星間吸収の問題が解決した。星間空間が透明(光を吸収しない)かそうでないかは、宇宙の形と大きさを決める20世紀初頭の研究で大問題となっていた。1930年にトランプラーRobert J. Trumpler(1886―1956)は、散開星団の距離を二つの方法で比較した。星の明るさ(分光視差)から推定した距離と、星団の直径から推定した距離を比べると、前者の方が後者よりも系統的に大きくなった。これは、星団から光がわれわれに届くまでに星間空間で吸収されて弱くなるので、吸収がないとした場合より距離が遠いように見積もられることを示していた。こうして、星間吸収の存在が初めて観測的に実証された。[岡村定矩]

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世界大百科事典内の散開星団の言及

【星団】より

…星団は距離が遠くなると,小さい望遠鏡で眺めただけでは星雲や銀河との区別が困難になるばかりかすい星と見まちがえられることさえある。星団は,メシエのカタログ(M)やドライヤーのカタログ(NGC)の番号で,ヘルクレス座の球状星団M13,ケフェウス座の散開星団NGC188などと呼ばれることが多い。銀河系の中の星団は,〈球状星団〉と〈散開星団〉に分けられる。…

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