どうで(読み)ドウデ

デジタル大辞泉 「どうで」の意味・読み・例文・類語

どう‐で

[副]どうせ」に同じ。
「そんな非難は―一方免るべからざるところと思えた」〈長与竹沢先生と云ふ人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どうで」の意味・読み・例文・類語

どう‐で

〘副〙
① =どうせ
※雑俳・唐子おどり(1704‐16頃)「耳へ入りや・どうで口から出にゃおかぬ」
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中「昨日あたりからドウデ雪であらうと思って居ましたが」
② =どうせ
浄瑠璃曾根崎心中(1703)道行「どうで女房にゃ持ちゃさんすまい」
※浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)五「どふでろくな盗人にはよふ成るまい」

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