ドリオン(その他表記)Dorion, Sir Antoine Aimé

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドリオン」の意味・わかりやすい解説

ドリオン
Dorion, Sir Antoine Aimé

[生]1818.1.17. ローワーカナダ,サントワンヌドラペラード
[没]1891.5.31. モントリオール
カナダの政治家。弁護士を経て,1854年連合カナダ植民地議会に選出されて政界に入り,フランス系カナダ急進派のパルティ・ルージュの指導者として活躍した。 58年に G.ブラウンと組んで組閣したが短命に終り,63年には J.A.マクドナルドと組閣を行なってローワーカナダで G.カルティエと並ぶ指導者として実力を示した。コンフェデレーションにはフランス系カナダの影響力の低下を恐れて反対したが,のちにはこれを受入れ,73年の自由党内閣では法相をつとめた。 74年から没するまでケベック州最高裁判所長官をつとめた。

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