ドロットニングホルムの王領地(読み)ドロットニングホルムのおうりょうち

世界遺産詳解 の解説

ドロットニングホルムのおうりょうち【ドロットニングホルムの王領地】

1991年に登録されたスウェーデンの世界遺産(文化遺産)。首都ストックホルム西方、メーラレン湖に浮かぶ小島ローベン島にある、スウェーデン王室の宮殿ドロットニングホルム宮殿)である。この宮殿は、1700年に完成したバロック様式の宮殿で、その絢爛豪華さから「北欧ヴェルサイユ」と呼ばれている。この宮殿は、1744年にアドルフ・フレデリク(ホルシュタイン=ゴットルプ朝の初代国王)と結婚したプロイセン王女ロヴィーザ・ウルリカにプレゼントされ、彼女の手によって宮殿はさらに発展し、図書室、宮廷劇場、中国風東屋、ゴシック様式の塔などが増築されて、啓蒙時代のスウェーデン文化の中心となった歴史を持つ。1771年に国王となったグスタフ3世もこの城を愛した。グスタフ3世の死後、この宮殿は長い間使用されなくなったが、1981年に現国王カール16世が王居をこの宮殿に移した。◇英名はRoyal Domain of Drottningholm

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

選挙公職を争うとき,政党や候補者が,当選後実現すべき政策について有権者に向けて表明する約束。当選者が選挙公約に拘束され,実現の努力を行うことは責任政治の重要な構成要素である。...

公約の用語解説を読む