ドロッパーズ(読み)Droppers,Garrett

朝日日本歴史人物事典 「ドロッパーズ」の解説

ドロッパーズ

没年:1927.7.7(1927.7.7)
生年:1860.4.12
明治期に来日した教育家,日本への西欧経済学の紹介者。アメリカ・ミルウォーキー出身。ハーバード大学卒業後,ニュージャージー州の高校長を務めたのちベルリン大学留学中,ハーバード大学総長の推薦によって,明治23(1890)年慶応義塾理財科の初代経済学教授に就任。31年に日本を去るまで,慶応義塾で経済学を精力的に講義,教育するかたわら徳川期の経済やその学説について研究し著作を発表した。帰米後は,サウスダコタ大学学長,シカゴ大学講師,ウィリアムズ大学経済学教授などを歴任した。<参考文献>西川俊作『福沢諭吉三人の後進たち』

(玉置紀夫)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ドロッパーズ」の解説

ドロッパーズ Droppers, Garrett

1860-1927 アメリカの経済学者。
1860年4月12日生まれ。明治22年(1889)来日,慶応義塾で経済学と財政学をおしえる。31年帰国,サウスダコタ州立大総長となる。1927年7月7日死去。67歳。ミルウォーキー出身。ハーバード大卒。著作に「徳川時代に於ける日本の人口」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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