なあに(読み)ナアニ

デジタル大辞泉 「なあに」の意味・読み・例文・類語

なあに

《「なに(何)」の音変化》
[代]なに」に同じ。「あれなあに
[感]相手言葉を受けて、それを軽く否定する語。大したことはないという気持ちを含める。「なあに、そんなに難しくはない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「なあに」の意味・読み・例文・類語

なあに

  1. ( 「なに(何)」の変化したもの )
  2. [ 1 ] 〘 代名詞詞 〙なに(何)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「『なあに、それ』『トランクの底から出て来たの』」(出典:沢氏の二人娘(1935)〈岸田国士〉一)
  3. [ 2 ] 〘 感動詞 〙 相手のことばが予想外だったり承服できなかったりしたとき、軽く否定する気持を表わす。
    1. [初出の実例]「『いかふにぎやかなの。神棚のもてなしがよひとみへた』『ナアニおっしゃるやら』」(出典:洒落本・月花余情(1746)燕喜篇)

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