ナガラ原西貝塚(読み)ながらばるにしかいづか

日本歴史地名大系 「ナガラ原西貝塚」の解説

ナガラ原西貝塚
ながらばるにしかいづか

[現在地名]伊江村川平 ナガラ原

伊江いえ島南海岸の砂丘上に形成される貝塚時代後期の貝塚。ゴホウライノシシの骨が大量に出土したことで知られる。表土から基盤の赤土層まで九枚の層が確認されており、明確な文化層はIII層・V層・VII層の三枚。遺構は柱穴群が確認されており、平地式の方形住居二軒が想定されている。うち一軒は長さ約六メートル、幅約四メートルと比較的大型。床面は二軒とも固く踏固められていた。出土遺物はシャコガイなどの大型貝が圧倒的に多く、貝類全体で約二万五千個も出土した。哺乳類遺骸ではイノシシの量がとくに多く、最少個体数だけでも一七一個体を数える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む