グアニルサイクレース

化学辞典 第2版 「グアニルサイクレース」の解説

グアニルサイクレース
グアニルサイクレース
guanylate cyclase

GTPサイクリックGMP(cGMP)に変換する酵素で,大きく二つのグループに分けられる.可溶性のグアニルサイクレースは一酸化窒素(NO)によって活性化される.産物のcGMPには血管拡張作用があり,狭心症予防薬ニトロソ化合物の作用機構を理解するうえで重要な酵素である.膜結合型グアニルサイクレースは心房性Na利尿ペプチド(ANP)の受容体である.アデニルサイクレース(ATPcAMP)とはたらきは似ているが,構造はまったく異なる.[CAS 9054-75-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android