ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナマランド」の意味・わかりやすい解説 ナマランドNamaland アフリカ大陸南西部,ナミビア中部から南アフリカ共和国の北ケープ州西部スプリングボク付近までの地方。アフリカーンス語ではナマカランド Namakwaland。主として砂漠状の高原からなり,年降水量は 50~200mm。元来ナマ族の居住地域であったが,1685年にヨーロッパ人が銅鉱を求めて入植。牧畜民ヘレロ族を主とするバンツー語系諸族が最も多く,主要都市ケートマンスフープ付近を中心として牧畜を営むオランダ系白人がこれに次ぐ。オレンジ川を境として,北部のグレートナマランドと南部のリトルナマランドに分かれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by