ナマンガン州(読み)ナマンガン(その他表記)Namangan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナマンガン州」の意味・わかりやすい解説

ナマンガン〔州〕
ナマンガン
Namangan

ウズベキスタン東部の州。州都ナマンガン。フェルガナ盆地北部を占め,北西部から北部にかけてクラミンスキー山脈があり,南部はシルダリアの流れる平地となっている。乾燥した大陸性気候で,年降水量 100~400mm。半砂漠,砂漠地帯が多い。住民の 60%以上は農村に居住し,灌漑農業により綿花,アルファルファ,穀物やブドウその他の果樹などを栽培する。畜産 (ウシヤギヒツジ) ,養蚕も盛んである。鉱工業では金と建設資材の採掘,繊維 (繰綿,綿・絹織物) ,食品 (缶詰,油脂) が主要なものである。州内をフェルガナ環状鉄道が通る。シルダリアの北に同川にほぼ沿って北フェルガナ運河が建設されている。面積 7900km2。人口 155万 7800 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android