なめし法(読み)ナメシホウ

化学辞典 第2版 「なめし法」の解説

なめし法
ナメシホウ
tanning

皮を革にかえる工程.革は乾燥しても,堅くも,もろくもならず,腐敗もしなくなり,耐水性になる.クロム錯塩を用いるクロムなめしは,皮を食塩と硫酸混液に浸し,ヒドロキシ硫酸クロムを主成分とするなめし液を加え,一夜放置する.クロム革は柔軟性,耐熱性にすぐれている.タンニンなめしは皮をタンニン液に浸すもので,タンニン革は堅く,強靭,耐水性である.油なめし,ホルマリンなめし,ミョウバンなめし,ジルコニウムなめしもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む