ならず

精選版 日本国語大辞典 「ならず」の意味・読み・例文・類語

なら‐・ず

(断定助動詞または形容動詞語尾「なり」の未然形に打消の助動詞「ず」の付いたもの) …でない。
古事記(712)中・歌謡「この御酒は 我が御酒那良受(ナラズ)
[補注]「大鏡‐二」の「うみならすたたへる水の底までにきよき心は月ぞてらさむ」は「…どころではない」の意に解される。

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