ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナントウ県」の意味・わかりやすい解説 ナントウ(南投)〔県〕ナントウNantou タイワン (台湾)中部の県。大部分がチョンヤン (中央) 山脈の峻険な山地で,東部の県境にはホーホワン (合歓) 山など標高 3000mをこえる峰が連なる。西端にタイチョン (台中) 盆地の南部にあたる平野があり,県庁所在地のナントウ市や,タイワン省の省庁所在地であるチョンシンシンツン (中興新村)が立地。またチョンヤン山脈と前山帯のチヤリー (加裡) 山脈の間にプーリー (埔里) 盆地,ユイチー (魚池) 盆地,リーユエ (日月) 潭などが開けている。西部では水稲,サツマイモ,ラッカセイ,バナナ,パイナップルが栽培され,中部ではチャ(茶),東部山間にはトウモロコシの畑が多い。東部にはウーショー (霧社),ルーシャン (廬山) 温泉などの避暑地,観光地があり,ホーホワン山にはタイワン唯一のスキー場がある。面積 4106km2。人口 53万3717 (2008推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by