ナーシーフ・アル・ヤーズジイ(読み)なーしーふあるやーずじい(その他表記)Nāīf al-Yāzjī

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ナーシーフ・アル・ヤーズジイ
なーしーふあるやーずじい
īf al-Yāzjī
(1800―1871)

アラビア詩人レバノンに生まれる。医師でありながら詩を愛した父のもとで早くから書に親しみ、若くしてアラブの伝統的な学問に広く接していた。天賦の詩人としてその詩才は高く評価されているが、アラビア語にも精通、優れたアラビア語教材を残し、この点からも文芸復興に貢献した役割は大きい。また、中世アラブの貴重な文学形式である「マカーマート」を復活させたのも彼の功績である。文芸復興期の数少ない女流文学者であるワルダ・アル・ヤーズジイ(1838―1924)は彼の娘。

[奴田原睦明]

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