ニエムツェビッチ(読み)にえむつぇびっち(その他表記)Julian Ursyn Niemcewicz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニエムツェビッチ」の意味・わかりやすい解説

ニエムツェビッチ
にえむつぇびっち
Julian Ursyn Niemcewicz
(1758―1841)

ポーランド詩人作家。A・K・チャルトリスキの副官、4年議会議員。1794年の蜂起(ほうき)ではコシチューシコの副官として参加、負傷して捕虜となる。1796~1802年コシチューシコとともにアメリカに滞在。十一月蜂起(1830)では保守派にくみする。1833年よりパリに住む。戯曲使者帰還』(1790)のほか小説寓話(ぐうわ)、詩、回想録を残した。

[吉上昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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