ニケア帝国(その他表記)Empire of Nicaea

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ニケア帝国」の解説

ニケア帝国(ニケアていこく)
Empire of Nicaea

1205~61

第4回十字軍コンスタンティノープル占領後,パフラゴニアの黒海沿岸部から小アジア西南端に弧を描いて広がる小アジア西沿岸部に,ニケアを首都としてセオドロス1世ラスカリスが建設したギリシア系国家。ヨアニス3世は地の利に優れたニンフェオンに居住し,効率のよい政府と賢明な財政とにもとづく国力で北ギリシアに支配を広げ,ヨアニス4世のとき共治帝ミハイル8世パレオロゴスがコンスタンティノープルを奪回してビザンツ帝国を復興した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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