ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニコデモ福音書」の意味・わかりやすい解説 ニコデモ福音書ニコデモふくいんしょGospel of Nicodemus 新約外典の1つ。『ピラト行伝』ともいわれる。2世紀以来『ピラト行伝』と称する若干の文書が流布,ユスチノスやテルトゥリアヌスも引用しているが,4世紀頃,既存資料をまとめて1書が成立,これに「キリストの地獄下り」などが付加され,13世紀以来『ニコデモ福音書』として知られてきた。キリストの裁判の模様が詳述されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by