にこぽん(読み)ニコポン

デジタル大辞泉 「にこぽん」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぽん

《にこにこして、相手の肩をぽんとたたくことから》親しそうに応対して相手を懐柔すること。もと、明治後期の首相桂太郎の巧みな政党懐柔策を評した語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「にこぽん」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぽん

  1. 〘 名詞 〙 ( にこにこして相手の肩をぽんとたたくところから ) ことさらに親しみを示して相手を懐柔する態度。また、そのような態度をとる人。明治後期の首相、桂太郎の巧みな政党操縦術を評する語に始まる。
    1. [初出の実例]「桂ニコポン公でもカントでも智慧のある人間を見給へ」(出典:スコブル‐二三号(1918)鼻学上の大問題〈苔水居士〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む