にこぽん(読み)ニコポン

デジタル大辞泉 「にこぽん」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぽん

《にこにこして、相手の肩をぽんとたたくことから》親しそうに応対して相手を懐柔すること。もと、明治後期の首相桂太郎の巧みな政党懐柔策を評した語。

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精選版 日本国語大辞典 「にこぽん」の意味・読み・例文・類語

にこ‐ぽん

  1. 〘 名詞 〙 ( にこにこして相手の肩をぽんとたたくところから ) ことさらに親しみを示して相手を懐柔する態度。また、そのような態度をとる人。明治後期の首相、桂太郎の巧みな政党操縦術を評する語に始まる。
    1. [初出の実例]「桂ニコポン公でもカントでも智慧のある人間を見給へ」(出典:スコブル‐二三号(1918)鼻学上の大問題〈苔水居士〉)

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