20世紀西洋人名事典 「ニコラ・ドスタール」の解説
ニコラ・ド スタール
Nicolas de Staël
1914.1.5 - 1955.3.16
フランスの画家。
ロシア出身。
ロシア革命後の1919年一家でポーランドに亡命し、’22年父母の死後ブリュッセルへ移り、’32〜36年同地の王立美術学校に学ぶ。’38年パリに出て立体派の巨匠ブラックと親交を結び、抽象画を制作。洗練された色彩感とモデリングの確かさで独自の画風を開拓した。作品に「ゴーゲ街」(’49年)、「楽士たち」(’53年)など。41歳でフランスのアンティーブで投身自殺した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報