ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニザーミ・ジェディード」の意味・わかりやすい解説
ニザーミ・ジェディード
Nizâm-ı Cedîd
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…これに対して歴代のスルタンは,軍事,行政,教育,法制などの分野における西欧化改革を進めることによって,ヨーロッパの要求にこたえつつ,自己の中央集権的専制支配を再確立する道を模索した。
[西欧化とその反響]
セリム3世Selim III,(在位1789‐1807)が新設した西欧型新軍団〈ニザーミ・ジェディードNizam‐ı Cedid〉に象徴されるように,帝国の改革はまず軍事組織から始まった。マフムト2世(在位1808‐39)は,イエニチェリ軍団を全廃し,同時にこれと結びついたベクターシュ教団を閉鎖し(1826),中央官制を改革して大宰相(サドラザム)に集中していた権力を分散させて,スルタンの権限を強化した。…
※「ニザーミ・ジェディード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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