ニチアス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニチアス」の意味・わかりやすい解説

ニチアス

シール材,断熱材などを製造,販売する窯業会社。 1896年久保商会を継承して日本アスベストとして設立。 1930年に石綿製品の国産化に成功。 1940年代は硫安肥料用の石綿布,保温材などの需要に応じ,50年代は高品質成型保温材や,イギリスのスプレイド・インシュレーションとの技術提携により吸音材,結露防止材,耐火被覆材を開発。 69~71年に台湾,韓国に子会社を設立。 81年現社名に変更。売上構成比は,工事 33%,シール材製品 19%,建材 14%,耐熱断熱材 14%,その他の製品 20%。年間売上高 1069億 2200万円 (連結。うち輸出7%) ,資本金 87億 400万円,従業員数 2201名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「ニチアス」の解説

ニチアス

正式社名「ニチアス株式会社」。英文社名「NICHIAS CORPORATION」。ガラス・土石製品製造業。明治29年(1896)「日本アスベスト株式会社」設立。昭和56年(1981)現在の社名に変更。本社は東京都中央区八丁堀。工業製品・建材メーカー。半導体・液晶向け耐食材・耐火断熱材などの工業製品が主力ほかに自動車用シール材や住宅用断熱材など。保温保冷工事も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード5393。

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