連結(読み)レンケツ

デジタル大辞泉 「連結」の意味・読み・例文・類語

れん‐けつ【連結/×聯結】

[名](スル)ひと続きになるようにつなぎ合わせること。「機関車貨車を―する」
[類語]繋ぐ繋がるつなげる繋ぎ止める・繋ぎ合わせる・結び合わせる継ぐ接続する継ぎ合わせる結う結ぶ結わえる縛るくくりつける取り結ぶ縛り付ける縛り上げる結い上げる結わえ付ける結わくもや結び付ける

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改訂新版 世界大百科事典 「連結」の意味・わかりやすい解説

連結 (れんけつ)
connected

数学用語。おおまかにいって,連結とは図形がひとつながりになっていることを意味するが,精確には次のように定義される。位相空間Xは,それが互いに交わらない二つの空でない開集合の和集合として表すことができないとき,連結であるという。また,位相空間Xは,その任意の2点をXに含まれる連続曲線で結ぶことができるとき,弧状連結であるという。弧状連結ならば連結である。この逆は一般には成り立たない。例えば,ysin(1/x)(x≠0)のグラフと線分x=0,-1≦y≦1からなる図形(シヌソイド)は連結であるが,弧状連結でない(図1)。しかしながら,ユークリッド空間の開集合,もっと一般に多様体については両概念は一致する。連結な位相空間の連続写像による像はまた連結である。弧状連結な位相空間X上のどんな閉曲線X上で1点に縮まるとき,X単連結であるという。例えば,円板や球面は単連結であるが,それらに穴をあけると単連結でなくなる(図2)。
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普及版 字通 「連結」の読み・字形・画数・意味

【連結】れんけつ

連ねる。〔論衡超奇〕能く思してはし、結する鴻儒と爲す。

字通「連」の項目を見る

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「連結」の解説

連結

結合」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の連結の言及

【グラフ理論】より

…このとき点は頂点,線は辺または枝とも呼ばれる。グラフはそれに属するどんな2点をとっても,適当ないくつかの線をたどれば一方から他方に到達することができるとき連結であるという。どんなグラフもいくつかの連結したグラフ(部分グラフ)に分けることができる。…

※「連結」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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