ニッカネン(その他表記)Nykänen, Matti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニッカネン」の意味・わかりやすい解説

ニッカネン
Nykänen, Matti

[生]1963.7.17. ユバスキュラ
[没]2019.2.3. ラッペーンランタ
フィンランドノルディックスキー選手。ジャンプ競技史上最高の選手といわれた。オリンピック冬季競技大会において,ジャンプ選手として初めて同一大会で 3個の金メダルを獲得した。板を左右に広げ体を深く倒し,帆のように風をとらえる独特のフォームで知られた。17歳のとき,ジュニア世界選手権大会とフィンランド選手権大会ラージヒルで優勝。翌年ホルメンコーレン大会で優勝を飾ったあと,1983,1985,1986,1988年のワールドカップを制覇した。1984年のサラエボ・オリンピック冬季競技大会で,初めて 2個のメダルを手にした(ノーマルヒルで銀,ラージヒルでは圧勝で金)。続く 1988年のカルガリー・オリンピック冬季競技大会では,ノーマルヒル,ラージヒル,ジャンプ団体とジャンプ 3種目すべてで金メダルを獲得した。私生活では飲酒暴行など悪評が絶えなかった。しかし,数々の問題を起こしたにもかかわらず,その輝かしい記録によってフィンランドの国民的英雄となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む