ニプコー(読み)にぷこー(その他表記)Paul Gottlieb Nipkow

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニプコー」の意味・わかりやすい解説

ニプコー
にぷこー
Paul Gottlieb Nipkow
(1860―1940)

ドイツの電気技術者。ポメラニアラウエンブルク生まれ。ベルリン大学で学ぶ。1884年、円板に多数の小孔(こあな)を一巻きの螺旋(らせん)状にあけ、送像レンズで円板上に結ぶようにし、その直後光電管を置くと、円板が回転しながら孔によって像の明暗模様を走査する、いわゆる「ニプコーの円板」を発明した。これは最初の走査方式としてテレビジョン開発の先駆となった。

山崎俊雄

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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