百科事典マイペディア 「ニューカッスル公」の意味・わかりやすい解説 ニューカッスル公【ニューカッスルこう】 18世紀英国の貴族政治家。ペラム男爵の家に生まれ,さらに叔父のホリス家を相続して,ペラム=ホリスと改姓。広大な所領と公爵の爵位を有する英国きっての名門貴族となった。ホイッグ党に所属。ウォルポール政権下で国務相(1724年−1754年)。ウォルポールが下野したあとも弟のペラムとともに政府に留まり,ペラムが死去したあと1754年その首相兼大蔵卿の地位を受け継いだが,七年戦争での敗北の責任をとって1756年辞職。翌年ピット(大)の協力をえて連立内閣を組閣(1757年−1762年)。ジョージ3世の即位後ビュート伯を支持してピットを辞職させたが,みずからもビュート伯に追われた。1765年ロッキンガム政権の下で国璽尚書となった。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報