ビュート伯(読み)ビュートはく

百科事典マイペディア 「ビュート伯」の意味・わかりやすい解説

ビュート伯【ビュートはく】

英国政治家。スコットランド貴族の出身で皇太子時代のジョージ3世の侍従兼養育係として宮廷に入り,ホイッグ貴族政治家から実権奪還を志したジョージ3世によって,1762年ピット=ニューカッスル内閣の国務相に任命され,ついで首相(1762年−1763年)となって1763年フランスとの間に七年戦争を終結するパリ条約を結んだが,不評をかって辞職した。
→関連項目グレンビルニューカッスル公

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関連語 高嶺 松浦

改訂新版 世界大百科事典 「ビュート伯」の意味・わかりやすい解説

ビュート伯 (ビュートはく)
John Stuart, 3rd Earl of Bute
生没年:1713-92

イギリスの政治家。スコットランド貴族の出身で,皇太子時代のジョージ3世の養育係侍従として宮廷の知遇を受けた。ホイッグ寡頭政治家から行政主導権の奪回をめざすジョージ3世によって,まずピット=ニューカスル政権の国務相(1761-62),ついで首相(1762-63)に任命され,七年戦争のパリ講和条約(1763)を締結するが,不評が高まって辞職した。
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