日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニラーラー」の意味・わかりやすい解説 ニラーラーにらーらーSūrykānt Tripāthī Nirālā(1897―1961) インドのヒンディー語の詩人。ベンガルのメドニープルに生まれる。文芸雑誌を購読してヒンディー語を習得。ベーダーンタ哲学やラーマクリシュナ・ミッションの思想に関心を抱く。また同時代のベンガル文学からも多くを学び、第一次世界大戦後の広範なロマンチシズム文学運動の唱道者となって、詩の韻律からの解放を主張した。代表詩集に『芳香』(1929)、『歌唱』(1936)、『薬指』(1938)などがある。[田中敏雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例