ニワナズナ(その他表記)Lobularia maritima; sweet alyssum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニワナズナ」の意味・わかりやすい解説

ニワナズナ
Lobularia maritima; sweet alyssum

アブラナ科の半耐冬性一年草。地中海沿岸地方原産。元来多年生であるが,夏に枯れることが多く,普通一年草として栽培される。高さ 10~20cmで地をはうように茂る。葉は披針形または線形,花は茎の上部に総状をなしナズナに似た小花を多数つけ,芳香がある。花色は白または紫が普通であるが,近縁種には黄色のものが多く,これらを含めて園芸界では旧属名のアリッサムと呼んでいる。栽培品種がいろいろあり,普通,毛氈花壇や花壇の縁取り,花時計などに栽培される。日当りと水はけのよい環境を好む。開花期は初夏から秋までであるが,高温多湿に弱いため暖地では夏に枯死することが多い。

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百科事典マイペディア 「ニワナズナ」の意味・わかりやすい解説

ニワナズナ

アリッサム

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世界大百科事典(旧版)内のニワナズナの言及

【アリッサム】より

…この属はほかにも多くの種がヨーロッパで栽植されているが,日本の夏の高温多湿に弱く,栽培はそれほど多くない。 またスイート・アリッサム(ニワナズナ。英名sweet alyssum)(イラスト)と呼ばれている植物は,アリッサムによく似て芳香がある花をつけるのでこの名で呼ばれるが,地中海沿岸地方に5種をかぞえるロブラリア属のロブラリア・マリティマLobularia maritima Desv.である。…

※「ニワナズナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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