ニワナズナ(英語表記)Lobularia maritima; sweet alyssum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニワナズナ」の意味・わかりやすい解説

ニワナズナ
Lobularia maritima; sweet alyssum

アブラナ科の半耐冬性一年草。地中海沿岸地方原産。元来多年生であるが,夏に枯れることが多く,普通一年草として栽培される。高さ 10~20cmで地をはうように茂る。葉は披針形または線形,花は茎の上部に総状をなしナズナに似た小花を多数つけ,芳香がある。花色は白または紫が普通であるが,近縁種には黄色のものが多く,これらを含めて園芸界では旧属名のアリッサムと呼んでいる。栽培品種がいろいろあり,普通,毛氈花壇や花壇の縁取り,花時計などに栽培される。日当りと水はけのよい環境を好む。開花期は初夏から秋までであるが,高温多湿に弱いため暖地では夏に枯死することが多い。

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