ニーシャープール(その他表記)Nīshāpūr

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改訂新版 世界大百科事典 「ニーシャープール」の意味・わかりやすい解説

ニーシャープール
Nīshāpūr

イラン北東部,ホラーサーン州の都市。ペルシア語でネイシャーブールNeyshābūr。人口20万5842(2003)。2世紀の初めにササン朝のシャープール1世が建設,イスラム時代初期に発展,11世紀中葉には人口50万を擁し,セルジューク朝アルプ・アルスラーンの都として栄えた。13世紀にモンゴル軍によって完全に破壊されたが,ティムール朝下で復興した。トルコ石の産地としても有名である。
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シャープール1世時代の遺構はなく,1930年代に発掘されたイスラム時代の都城址(テペ・メドレセやサブズ・プシャンなど)があるにすぎない。ここからは壁画しっくいの腰羽目,とくに陶器が多数出土した。アフラシアブサマルカンド)と並ぶサーマーン朝随一の窯場があり,優れた彩画陶器(9~10世紀)が製作された。建造物としては時代が下るが,2イーワーン式のマスジェデ・ジョメ(1493・94),近郊にある神秘主義詩人アッタールの廟(17世紀。1934年補修)と科学者で詩人のウマル・ハイヤームの廟(1934)がある。
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