ヌン山(読み)ヌンサン(その他表記)Nun

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヌン山」の意味・わかりやすい解説

ヌン山
ぬんさん
Nun

インド北西部、ジャム・カシミール州東部、パンジャーブ・ヒマラヤ山脈にあるヌン・クン山群の最高峰。一般にヌン・クンとよぶ双生峰で、ヌン山(7135メートル)の北東4キロメートルの所にクン山(7077メートル)がそびえる。ヌン・クン(別名ヤル・セル)はチベット語で「塩の岩峰」を意味するという。この山群は1898年、イギリスの軍人ブルース、ついでニーブが調査した。1903年、オランダの登山家シレムがヌンを6400メートルまで登り、1906年、アメリカのワークマン夫妻がこの山群を一周した。1913年、イタリアのピアチェンツァがクン山に初登頂、1953年、ヌン山はフランスの女性コーガンとスイス人ビトーによって初登頂された。

[金子史朗]

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