日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネコマネドリ」の意味・わかりやすい解説 ネコマネドリねこまねどりcatbird[学] Dumetella carolinensis 鳥綱スズメ目マネシツグミ科の鳥。ネコマネツグミともいう。北アメリカに広く分布、繁殖し、冬季は西インド諸島やパナマにも渡る。鳴き声がネコに似て聞こえるので、この名がある。全長22センチメートル。体色は黒っぽい灰黒色、頭の上部は黒色、尾は長めで下尾筒が焦げ茶色をしている。雌雄同色。人家近くに好んですみ、やぶや低木の茂み、生け垣の中などに巣をつくる。マネシツグミほどではないが他の鳥や動物、物音のまねが巧みである。[柳澤紀夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のネコマネドリの言及 【マネシツグミ(真似鶫)】より …たとえば,物まねじょうずのマネシツグミでさえ,物まねは彼らの歌唱の10%程度であるという報告がある。カナダ南部,アメリカ合衆国東部・北西部で繁殖するネコマネドリDumetella carolinensis(catbird)もマネシツグミ科の1種で,ネコの声に似た鳴声で有名。【森岡 弘之】。… ※「ネコマネドリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by