ネブライト(その他表記)nebulite

岩石学辞典 「ネブライト」の解説

ネブライト

ギュンベルは球状晶子(globulite)の不規則な集合体の名称としたが[Gümbel : 1888],現在はミグマタイト岩石名として使用されている.ミグマタイトの場合は組成の違った部分の境界が拡散して輪郭が不明瞭となったゴーストが残り,雲のようになったミグマタイトである.不均質に混合した岩石で,一般に花崗岩組成で,暗色鉱物に富む物質の不規則な条線やパッチを伴う.この暗色の条線は既存の岩石の破片が部分的に同化作用を受けたものとされている[Sederholm : 1926, Raguin : 1946, 1965].ラテン語のnebulaは霧,靄(もや),英語のneblaは星雲の意味.拡散ミグマタイト(diffuse migmatite)[Angel & Staber : 1937].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む