ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネメアのライオン」の意味・わかりやすい解説 ネメアのライオンLion of Nemea ギリシア神話でヘラクレスに退治される怪獣。エキドナと猛犬オルトロスとの母子姦から生れ,ヘラに育てられてネメアの森に住わせられ,猛威をふるっていたが,12の難業の第1番目にその退治を命じられたヘラクレスは,刃物の通らぬこの獣の首を絞め,窒息させて皮をはぎ,エウリュステウスのところに持帰って見せた。この皮は以後ヘラクレスの衣服の代りになり,ライオンは天に上げられて獅子座になったとされる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by