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のどぼとけ laryngeal prominence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

のどぼとけ
laryngeal prominence

甲状軟骨が前方に突出した喉頭隆起をいう。男性の性徴とされ,西洋では俗に「アダムリンゴ」といっている。これはアダムが神の目を盗んで禁断の実を食べたとき,神から声をかけられ,あわてて飲み込んだところ,それがのどにつかえて残った,という伝承による。

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家庭医学館の解説

のどぼとけ

 おとなの男性ののどの前面にある出っ張りをのどぼとけといいます。正式な名前は喉頭隆起(こうとうりゅうき)といい、甲状軟骨(こうじょうなんこつ)が張り出しているのです。
 キリスト教を信じる人々は、のどぼとけのことを「アダムのリンゴ」と呼んでいます。
 これは、聖書に記載されているアダムとイブの話に由来しています。
 アダムは、リンゴを食べることを神様から禁じられていました。ところがある日、誘惑に負けてリンゴを食べてしまったのです。
 これを神様に見つかり、リンゴをあわてて飲み込んだところ、のどにひっかかってしまいました。
 このリンゴが、のどぼとけになったというのです。

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世界大百科事典内ののどぼとけの言及

【首∥頸】より

…頸の前面には中央より少し上方に喉頭隆起という突出があり,喉頭の甲状軟骨によるとび出しである。これが〈のどぼとけ〉で,また〈アダムのリンゴ〉ともいうが,それはリンゴを取ったアダムが神に見つけられ,口にほうりこんだところ,のどにひっかかってふくれ出したのだとの伝説による。喉頭隆起は,子どもや女ではあまりとび出していない。…

【喉頭】より


[喉頭の軟骨]
 最外郭をかたどり,全体を保護している楯状の軟骨を甲状軟骨といい,翼状の左板と右板とからなり,両者は前方で接合して突起をつくる。この喉頭隆起が俗に〈のどぼとけ〉といわれ,また〈アダムのリンゴAdam’s apple〉と呼ばれるものである。この下方にあり,それに次いで大きいのが輪状軟骨であり,印章を刻した指輪に似た形をしている。…

【のど(喉)】より

…喉頭の前面は盾のような甲状軟骨で守られ,手でこれに触れることができる。この軟骨の上端正中部は成人男子では大きく突出して〈のどぼとけ〉をなしている。〈アダムのリンゴ〉ともいうが,これは禁断の木の実(リンゴ)を口にしたアダムが神からとがめられて驚いたため,果実の半分がのどにひっかかって膨れ上がったのだという説話に基づく。…

※「のどぼとけ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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